偏差値を爆上げする「超」物理の勉強法 -基礎編-
こんにちは。ポルコです。
突然ですが、物理がどうも苦手っていう人、結構多いと思います。
「公式を当てはめるだけならできるけど、応用問題になると手も足も出ない」
とか
「自分にはもともと物理のセンスがない」
などなど。
実をいうと、僕も当時は物理が全くと言っていいほどダメでした。それこそ「自分には物理のセンスがない」と思っていたほどです。
事実、僕は物理のテストで1度赤点をとってしまっています。
それくらい物理は苦手な科目でした。
ところが、そんな僕も、物理に対する見方を改めそれに準じた勉強法を実践していったところ物理が大の得意になっていました。どれくらい得意になったかというと。。。
学校のテストでは90点以上しか取れなくなり
東大模試では偏差値60をたたき出すまでに、です。
つまり僕が物理に対する考え方を改めた結果、赤点→東大模試偏差値60という驚異の成長を遂げたのです。
今回の記事ではそんな僕がどのようにして進化を遂げたのかを体験談風にまとめてみました。
きっかけは赤点をとったことだった
高校2年生の春休み明けのテスト。僕は物理で赤点(=35点以下)をとってしまいました。
それまで僕はどんなテストでも1度として赤点というものをとったことがなかったので、その結果はかなりショッキングなものでした。
返却された答案に涙したのを覚えています。;(
とはいえ負けん気だけは人一倍強かった僕。この結果はそんな僕の負けん気に火をつけるには十分でした。
「よしこうなったら誰にも負けないくらい物理が得意になってやろう」
と思うようになったのです。
加えて、当時僕は物理の先生と大変不仲(というより信頼関係が崩壊していた)ので
「物理が得意になってアイツを見返してやろう」
と思ったのも、物理の勉強を始めるきっかけの一つでした。
ポルコは「物理とは何か」をリサーチした
よしやってやろう。
そこで僕は手始めに「物理とは何か」をリサーチしました。「物理とはどんな科目なのか」ということを知らなければ勉強法の考えようがなかったからです。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
ですからね。
すると、こんな記述が目に留まります。
物理は暗記科目ではない。参考までに物理、化学、生物それぞれに必要とされる暗記要素比を言えばおよそ1:5:10といったところだろう
これは目からうろこでした。というのも当時の僕は「物理は暗記科目だ」というふうに思い込んでいたからです。公式を覚えてそれっぽく当てはめれば解ける科目だというくらいに考えていました。
しかしこれは間違いでした。
「物理が理解思考型の科目である」ということが信じられなかった僕は、試しに周りにいた物理が得意な生徒に聞いて回りました。「これってどうなの?」と。
すると十中八九「その通りだね」という答えが返ってきたのです。
これはいいことを聞いた。
そう思いました。
事実、僕が物理が得意になっていったのは「物理は理解思考型の科目である」という認識を得たときだったと記憶しています。
そして今になって思うことですが、この「理解思考型の科目である」という考えは物理を根底から支えているのです。
ポルコは「物理の勉強法」を編み出した
ここからが本題です。「物理は理解・思考型の科目である」ということを踏まえてどのように勉強していったか。それを紹介します。
とはいえ先に述べた鉄則さえ押さえていれば誰でも思いつきそうなものばかりですよ。
1.「答え」よりも「図」があっているかを意識する
計算の「答え」があっているかを執拗に気にしすぎるのは、物理を「公式を当てはめるだけの作業」ととらえている証拠です。
実際、僕もそうでした。先ほど「物理は暗記科目だと思っていた」と言いましたが、これは「答え」を出すためにどうしても公式を覚える必要があったためです。
しかし、実際はそうではありません。再三述べますが、物理は理解思考型の科目なのです。これは、今となっては物理が大の得意になった僕がなにより心得ていることです。
では、これに則った勉強法とはいかなるものなのか。それは
答え合わせは「図」があっているかを確認する
というものです。
なぜなら、正しい図が描けるということは問題文の条件をしっかり飲み込んで、そのもとでどういう現象が起こっているのかを正しく把握できている証拠だからです。つまり正しい図が描けるということは、問われていることを理解できているということなのです。
したがって、問題集を解き進める際は
解答を見るや「答え」があっているかではなく、問題文を読んで自分が描いた「図」があっているかを確認するほうが、理解度を図るうえでは有効になるのです。
2.意地でも答えを見ない
物理は理解思考型の科目です。その問題解決には、ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返しながら答えに近づいていく粘り強さが必要です。
たとえばこれが単元の序章問題であれば粘り強さがなくとも十分対応できます。それこそ単に公式を当てはめるだけの作業だからです。
ところがそれは、テストのやや難しい問題を相手にしたとたん、さらには大学の入試問題を相手にしたとたん、もろくも打ち砕かれてしまうのです。
かくいう僕も、物理が不得意だったころ、得意だったころにかかわらず常に「粘り強く考え続ける」ということを意識していました。
それこそ不得意だった時期は、基本問題にですら1問1時間ほどかかっていました。しかし、それが2週間ほど続いたころだったと思います。なんと、問題を見るや解法がありありと頭の中に浮かぶようになったのです。
きっと、僕の脳みそが「理解思考型」にシフトした結果だったのだと思います。
このとき味わった快感は一入でした。
3.物理を愛す
とはいえ地獄の演習を続けるというのは相当な根性がないと無理に等しいといえます。そこには何かしら動機が必要なわけで、もっと言えば物理が好きになる必要があるわけです。
そんな僕もYouTuberのはなおさんの動画に大変救われました。
たとえば
「降る雪が全部メルティーキッスならどうなんの?理系目線で検証してみた!」
とか
「大学生がアンパンマンの顔の重さ量ってバタコさん最教説検証してみた!」
という動画。
このおかげで、僕は物理に対するモチベーションを常に高く保ち続けられましたし、なにより物理が好きになっていったのです。
まとめると。。。
そこにはやはり動機なるものが必要。
みなさんのもとに物理が好きになるきっかけが舞い込んでくることを切に願っています。
終わりに
ここまで、物理が得意になるのに必要な考え方というか意識みたいなものを紹介してきました。
しかし、物理の素質を持っている人にとって、「ポルコは『物理の勉強法』をあみだした」という項は本来不要なはずなのです。
というのも先ほどお話ししたように、物理とは理解思考型の科目であり、それを学ぶものに求められるものは「自分の頭で考える姿勢」です。
つまり、そういう人間はなにも具体的な勉強法を教わらずとも、教科に対する考え方(ここでは物理)さえ心得ていれば、あとは「自分の頭で考え」独自の勉強法を編み出していけるのです。そしてこういう人間が物理の素質を持っているといえるのです。
この記事を読んで「物理とは何か」の項をすっ飛ばし、「勉強法」に走った方はこの先物理の勉強をするに値しないので、おとなしく生物&化学を選択していただくのが良いと思われます。